2007年03月15日

NHK『またも辞めたか亭主殿~幕末の名奉行小栗上野介』

先週と今週、2週に分けて放送されたこの番組、2003年正月時代劇の再放送です。
まあ今まで見たことないし、折角やるんだし!と思って今回は見てみました。
「名奉行」なんて冠が付いてるもんだから、某金さんとか某大岡様とかをうっかり想像してましたが、別に「町奉行」ではありませんでした(失笑)

時代は幕末、主人公小栗上野介が渡航していたアメリカから帰国しました。
上野介は、日本と海外の良い所を見極め必要に応じて取捨選択できる近代的な頭脳で、日本にも造船所が必要だと考えます。
勘定奉行に就任した上野介は早速造船所の建築に取り掛かろうとしますが、その歯に衣着せぬ物言いで他の幕臣と揉めた挙句、しまいには辞めると宣言して辞職してしまいます。
実は過去にもこうして辞職することは何度もありました。
ですが時代は上野介を放っては置かず、これ以後も就任と辞職を繰り返しながら、勘定奉行や軍艦奉行を歴任します。
こうして、幕末の混乱の中で何とか造船所を完成させるために、あれこれと手を尽くす姿を描きます。

自らが幕臣でありながら、将軍徳川慶喜のあまりのダメ人間ぶりに最終的には倒幕もやむを得ないという柔軟な姿勢で、日本という国を考えた上野介。
今まで名前も知らない人物でしたが、慶喜を前にしての岸谷五朗さん扮する上野介の思い切った啖呵の気持ち良かったこと!
最初は意見の相違により勝海舟とは犬猿の仲ですが、実は違う方法を考えていただけで目指す所は同じだったという事を知って意気投合していく姿も、見ていて清々しいものでした。
勝を演じた西村雅彦さんのクセモノっぷりも、歴史の教科書などでは見られない人間臭さを匂わせるようで良かったですね。
この二人の配役がこの二人の役者さんだったからこそできた、勢いのある時代劇だったのだとも思えます。

また、カタカナ英語や和洋折衷の小物などは、さすが幕末の国際人という感じで面白かったです。
奥方に対する愛情もストレートで、これも見ていてとても微笑ましかった!
最後は意外な展開を見せつつもちょっと尻すぼみカナーと思いましたが、一番最後の最後の場面でナレーターが入った途端ホロリ。
現在も上野介が作った造船所が現役であるという事実は、ドラマを盛り上げる一番のエピソードでございました…!!

posted by かなろう at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代物古今東西 | 更新情報をチェックする
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